不動産を売却したくても住宅ローンが残っているからと諦めている方はいらっしゃいませんか。
実は、住宅ローンが残っているからといって売却を諦めるのはまだ早いかもしれません。
今回は、住宅ローンが残っている不動産の売却について解説します。
□住宅ローンが残っていても完済できれば売却は可能です!
現状で住宅ローンが残っている方も、住宅ローンを完済して不動産の抵当権を排除すれば売却が可能になります。
まず、完済の目処が立つかの現状把握から始めましょう。
現状の整理といっても具体的に何をすればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
具体的には下記の3ステップで行うのがおすすめです。
・残っている住宅ローンの金額を調べる。
・不動産会社に売りたい不動産がいくらで売れるのかを査定してもらう。
・売却で得たお金を残りの住宅ローンに充てて完済できるかを調べる。
□住宅ローンが残っている時の注意点をご紹介します
住宅ローンが残っている家を売却する時に気を付けるべき3つのポイントを解説します。
残りの住宅ローンを完済できるだけの売却金を得るためには何に気を付けるべきか気になりますよね。
1つ目は、売却活動を任せる不動産会社選びに気を付けましょう。
各会社のもつ強みもバラバラである上に、各会社の出す査定結果も異なります。
よく比較検討し、自分のニーズに最適な会社を見つけましょう。
2つ目には、住み替えをご検討の方は、売却と購入のタイミングについてもよく検討する必要があります。
先に売却することには、住宅ローンの返済計画と新居購入の予算計画を立てやすいという大きなメリットがありますが、手放してから新居を入手するまで仮住まいを探す必要があります。
不要な出費や生活に困らないためにも、売却と購入を同時に進め、2つのタイミングをなるべく合わせるのがおすすめです。
3つ目に、国税庁の定める特例について事前に必ずチェックすることです。
住宅ローンが残っている不動産を売却する場合には、特例が適用されるケースがあります。
認定されると税金の優遇や控除が受けられるため、積極的な活用をおすすめします。
具体的な特例として下記のものがあります。
*具体的な特例とは
1つ目は、居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例です。
売却金が住宅ローンの残額を下回る方はこちらをチェックしてください。
2つ目は、居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例です。
売却金が住宅ローンの残額を上回る方はこちらをチェックしてください。
特例を利用するためには売却金以外にも複数の条件を満たす必要があります。
各特例の条件が自分に当てはまるかについて良く確認してみてくださいね。
□まとめ
このように、住宅ローンが残っているからといって売却を諦める必要はありません。
案外、査定してみれば現実的に売却可能なケースもあります。
いくつかの注意点に気を付ければ、納得のいく不動産売却も成功させられます。
熊本市で不動産売却について気になることがございましたらお気軽にご相談ください。