不動産売却の際には、売買契約書が必要です。
しかし、その理由をご存じの方は少ないかもしれません。
本記事では、不動産売却における売買契約書についてご紹介します。
□土地売買契約書が必要とされる理由とは?
不動産売却において、なぜ売買契約書が必要なのでしょうか。
ここでは、土地売買を例にとって解説します。
1番の理由は、法律で決められているためです。
土地は価格が高いため、口頭での契約は通常ありません。
それに代わって、土地売買契約書を作ることで契約の証明となります。
これは、宅地建物取引業法で決められていることなので、不動産売却で売買契約書は必須だと言えますね。
また、売買契約書は不動産会社により作成されます。
不動産売却の中には、買主と売主が契約している会社が違うケースもあるでしょう。
そのような場合は、特に気をつけて目を通すようにしてくださいね。
□不動産売買契約書の規定と確認ポイントについて紹介!
上記では、売買契約書は不動産売却には必須だとお話ししました。
では、実際に契約書を確認する際にはどこを見れば良いのでしょうか。
契約書に載っている規定と確認のポイントを見ていきます。
1つ目は、売買する不動産について、そして売買代金についての記載です。
不動産の所在や面積、地番が正しいか確認しておきましょう。
2つ目は、手付金についてです。
手付金とは、売買契約締結後に買主から売主に対して支払われるお金のことです。
後に売買代金の一部に充当されることが多いです。
3つ目は、代金の支払い時期や方法です。
支払日が規定されているので、確認しておきましょう。
4つ目は、売買対象となる面積についての規定です。
土地の面積の考え方には2種類があります。
1つは登記事項証明書に記載されたものを参考にする方法で、もう1つが実際に測量して面積を出す方法です。
5つ目は、土地の境界についてです。
売主が買主に対して隣地との土地の境界線を示す必要があります。
境界標が存在しない場合は、隣地の所有者に立ち会ってもらい、新たに境界標を決めましょう。
その他にも、所有権の移転や引渡しの時期、抵当権の抹消についての規定を確認しましょう。
万が一に備えて、手付解除や契約違反による解除・違約金についても見ておくと安心ですよ。
□まとめ
本記事では、不動産売却における売買契約書についてご紹介しました。
土地売却の際の例を出しましたが、不動産売却全般で売買契約書が必要なことを押さえておきましょう。
また、契約書を見るときは、規定や上記でご紹介したポイントを確認しましょう。
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