「不動産を売却したらすぐに立ち退く必要がある」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
実は不動産を売却した後にもリースバックや不動産の一部を売却するなどの仕組みを利用すれば現在の不動産に住み続けられます。
今回は「リースバックの活用方法」「相続税対策として不動産の一部を売却する方法」について解説します。
□リースバックはどのように活用したら良いの?
リースバックとは、一度不動産会社などに不動産を売却し、その不動産会社と賃貸契約を結んで家賃を支払いながら住み続けるための仕組みです。
リースバックの仕組みの最も良いところは、住み慣れた家に住み続けながらもまとまった売却資金が手元に入ることです。
住宅ローンが残っていたとしても、売却金額がローンを上回っている場合はリースバックの仕組みを利用できることが多いので、一度確認してみると良いでしょう。
今まとまったお金が必要なので一度売却し、お金を工面できたら再度購入するなどの計画を立てることもできます。
また、売却するということは不動産の所有者ではなくなるので、固定資産税を負担せずに済むこともメリットだと言えるでしょう。
ほとんどの場合は不動産会社が買い取ってくれるので、短期間で売却できるのも魅力の1つです。
ただ、リースバックの場合は賃貸契約ができる期間が決まっていたり、契約の更新ができないこともあるのでご注意ください。
もしリースバックを検討されている方が労働生産人口である15歳〜65歳の場合で、1年程度でまとまったお金が手元に入ってくる、年収が格段に上がるなどのケースであればリースバックのメリットを大いに活かせます。
シニア世代の場合は、高額な医療費が必要になった時に使うとリースバックのメリットを生かせるでしょう。
□相続税対策として不動産を一部売却する方法もある
相続税を支払う際にまとまったお金が必要だけど手元になくて困ってしまうこともあると思います。
そのようなケースでは、不動産を一部売却してその資金を相続税に充当する方法を活用できるので、どのように利用したら良いのかを詳しく見ていきましょう。
自分が所有する不動産は全体としてどこまであるのか、どの部分を売却するのかを確定させるために、まずは土地の測量と境界の確認をする必要があります。
その後、売却活動を行い、検討してくれる方を探して契約するというステップです。
この方法を活用すると、不動産の一部を売却することにはなりますが、同じ場所に住み続けられます。
□まとめ
不動産を売却した後にも住み続ける方法について知っていただけたと思います。
売却した後も住み続けられるので、愛着がある家の場合はリースバックを活用するのがおすすめです。
当社にご相談いただけましたらお客様に最も適したプランをご提案いたします。
熊本市の方はぜひお気軽にご相談ください。