「不動産の抵当権ってどのようなものなの?」このように疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
不動産に関する事柄としてよく耳にする抵当権とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
この記事では抵当権の概要や詳しい内容について解説していきます。
□抵当権とはどのようなものかについて解説!
住宅ローンは数千万円規模のお金を融資することになるので、銀行としてはローンを借りた人が返済できなくなって負債が残るのを避ける必要があります。
そのための仕組みが抵当権で、住宅ローンを契約した人が返済できなくなった時に銀行がその住宅を売却できる権利のことを指します。
抵当権では土地や建物を担保としており、支払いができなくなると競売にかけて不動産を売却してしまいます。
その売却金額で住宅ローン分のお金を回収するという仕組みになっているのですね。
住宅ローンはほとんどの場合、抵当権とセットで契約することになるのですが、不動産を売却する際には必ず抵当権を抹消しておく必要があることを覚えておきましょう。
□抵当権の内容について詳しく解説!
次に具体的な内容やどのようにすれば抵当権付きの不動産を売却できるのかについて詳しく見ていきましょう。
*内容を調べる方法を知っておこう
売却のために抵当権を抹消するのであれば、まずはどのような内容になっているかを確認しましょう。
内容を調べる際には、司法書士に頼んで不動産登記簿を取り寄せる必要があります。
不動産登記簿には様々な区分の記載があり、「権利部(乙区)」に抵当権の詳細が記されています。
誰が誰に対して、どのような債務をどのくらいの金額担保するために設定されているのかが記されているので、抵当権の内容をきちんと確認しておきましょう。
*抵当権付きの不動産を売却する方法について解説!
不動産を売却する際には、抵当権を抹消している必要があります。
また、住宅ローンが完済されていない状態で売却することは住宅ローンの契約時に禁止されていることが多いため、そもそも抵当権付きの不動産は売却できないことがほとんどなのです。
ローンを現金で一括払いする、もしくは新しく住み替えローンを契約して抵当権を抹消してから売却するなどの方法があります。
ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
□まとめ
不動産売却における抵当権とはどのようなものかについて知っていただけたでしょうか。
抵当権は銀行が不動産を差し押さえるために用いられる権利です。
この記事を参考に抵当権の内容を理解して適切に不動産売却を行いましょう。
熊本市で不動産売却について不明な点がある方は、お気軽にお問い合わせください。