家の住宅ローンが払えない!その場合の対処法について詳しく解説します!

「住宅ローンが払えなくなったら、家をどうすれば良いのだろう」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
この記事では、住宅ローンが払えない場合の対処法について詳しく解説しています。
マイホームをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてください。

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□住宅ローンが払えなくなった場合の流れは?

ローンの返済が滞ってしまった場合、どのような事態が起こるのでしょうか。
以下では、ローンが払えない場合の出来事を時系列に沿ってご紹介します。

まずローンの返済が滞ると、1ヶ月~3ヶ月以内に催促状が届きます。
催促状には、遅延損害金に関する内容が記載されています。
まだこの段階では、部屋の差し押さえは行われません。

次にローンの滞納から3ヶ月を過ぎると、融資を受けている金融機関から通知が届きます。
その内容は、分割して支払う権利の喪失およびローン残高の一括支払い請求についてです。
この通知が届くと、たとえ30年ローンを組んでいても分割して支払う権利を喪失するため、ただちに大金を支払わなければなりません。
また、3ヶ月以上ローンを滞納した場合、個人信用情報機関に金融事故情報が記録されてしまいます。

そして滞納からおよそ半年を過ぎると、裁判所から競売開始決定通知が届きます。
この通知には、競売の手続きを開始するにあたり、不動産を担保として差し押さえられたことが記載されています。

また、競売の手続きが開始したタイミングで「現況調査」と呼ばれるものが実施されます。
これは、裁判所の執行官や不動産鑑定士による、自宅やその周辺環境の調査のことです。
競売にかけられると、その旨が近隣住民に伝わるため、回避したい場合は現況調査の前に任意売却へ切り替えましょう。

滞納から8ヶ月~10ヶ月で、期間入札決定通知が届きます。
この通知には、競売にかけられている不動産の購入希望者が申し込みできる期間が記載されています。
このタイミングが、任意売却へ切り替える最後のチャンスです。
それを逃すと、あとは競売にかけられている家が売れるのを待つのみです。

そして滞納から1年足らずで、お持ちの不動産が落札されて所有権が落札者へ移ります。
以後、落札者と立ち退き交渉が行われ、その指示を破った場合は不法滞在者として扱われます。
立ち退きを長引かせると執行官によって強引に追い出される「強制執行」が行われるため、その前に速やかに立ち去りましょう。

以上が、住宅ローンの返済を滞納し続けた場合に起こる出来事です。
悲惨な事態を防ぐためには、早めの対応が求められます。

□住宅ローンが支払えなくなったときの対処法

ここまで、住宅ローンが支払えなくなった場合の流れをご紹介しました。
個人の信頼が落ちたり、周囲から白い目で見られたりといった事態を防ぐには、早めに動くことが重要です。
そこでここからは、ローンが払えなくなった時の対処法を4つご紹介します。

1つ目は保険が下りるかどうかの確認です。
病気や怪我が原因でローンが支払えなくなった場合、保険が適用される可能性があります。

住宅ローン利用時に加入が義務づけられている団体信用生命保険は、死亡・高度障害で保険が適用されます。
三大疾病保障特約付きや八大疾病保障特約付きの団信に加入している場合は、がんや脳卒中でもローン免除を受けられます。
その他にも、収入補償保険、就業不能保険など、減収した際に適用される保険に加入している方もいらっしゃいます。
ローンの支払いが難しくなったら、まずはご自身が契約している保険の内容を確認してみてください。

2つ目はローンの借り換えです。
ローンを別のものに借り換えることで、返済額を減らせる可能性があります。
ローンを組んだ当時よりも現在の金利が1パーセント以上低い場合や、返済期間が10年以上残っている場合は、借り換えの対象となります。
ただし、借り換えの際は返済履歴を確認されるため、2ヶ月以上の滞納がある場合は審査に通らない可能性が高いのでご注意ください。

3つ目は融資や支払い猶予の検討です。
コロナウイルスの影響で収入が減少している場合は、無利子・保証人不要の融資制度を利用できる可能性があります。
申請方法や対象は自治体によって異なるため、お住まいの地域のホームページをご確認ください。

また国民健康保険や国民年金保険料などの支払いに猶予が設けられているケースもあります。
一時的にローンの返済が難しい場合は、支払いを先延ばしできる出費項目がないかどうか確認してみると良いでしょう。

4つ目は金融機関にローンの返済条件を変更してもらうことです。
金融機関によっては、交渉によって返済期間の延長や一定期間の返済額の減少を認めてくれるケースがあります。
交渉する際は、条件変更と合わせて現在の家計を見直す姿勢を見せることが重要です。
滞納前に足を運んだ方が要望を通してもらいやすいので、早めに相談に行くことをおすすめします。

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□まとめ

今回は、住宅ローン返済が滞った場合の流れやその対処法について解説しました。
ローンの返済が難しくなったら、今回の記事を参考にして早めの対処を心がけましょう。
熊本市で不動産売却をご検討中の方がいらっしゃれば、ぜひ当社へご相談ください。

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