土地を売却する際に何に注意したら良いかご存知ですか。
土地を売却するタイミングはあまりないので、わからない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は所有する土地の現況を確認する方法、要注意の土地パターン、土地を高く売却するための注意点について紹介します。
土地の売却をお考えの方はぜひ参考にして下さい。
□土地の現況を把握する方法をご紹介します!
土地の売却において、今持っている土地の現況を把握することはとても重要になります。
まずは、権利証や登記識別情報通知書の有無を確認して下さい。
権利証とは、不動産の登記が済んでいることを証明する書面です。
現在では、権利証の代わりに登記名義人に登記識別情報通知書が発送されるようになりました。
登記識別情報通知書には、12桁の番号が記載されています。
これらの書面は、不動産の権利者であることを証明する公的な書類です。
手元にあるか確認して下さい。
土地を取得した際の契約書は、売却自体に影響を及ぼすものではありません。
しかし、確定申告をする際に必要なので、ことらも手元にあるか確認して下さい。
不動産登記に関しては、内容にも目を通しましょう。
不動産登記とは、土地、住宅の所在地と面積が記載されています。
他にも、土地・住宅を所有しているものの住所と名前を一般公開している帳簿です。
手元になければ、法務局で登記事項証明書を発行してもらえます。
記載されている当時の内容と現在の土地の区画や面積を照らし合わせて正しいか確認します。
土地が相続したものであれば、所有者の名義が変更されているか確認しましょう。
不動産登記には不動産についてくる権利についての記載もあります。
この内容は、権利部といい、甲区と乙区に区分されます。
この乙区には、抵当権や賃借権に関する内容が書かれています。
抵当権とは、住宅ローンを組む際に担保として建物と土地に金融機関が設定する権利のことです。
住宅ローンが完済していない場合は、売却後も抵当権がついたままになります。
土地を売却する際は、売却金額を当ててでも返済に回してこの抵当権を抹消しなくてはなりません。
この抵当権を抹消する登記をするためにも、不動産登記は手元に置いておきましょう
隣地や道路との境目を明らかにするのも、土地の現状を把握する手段として重要です。
そのためには、確定測量図が必要です。
図と現在の境目が異なっている場合は、元の境目に復元しなければなりません。
隣地との境目に問題がある場合は、隣地所有者立ち合いのもと、復元しましょう。
□要注意の土地パターンとは?
売却したい土地が相続したものであれば、注意する必要があります。
相続した土地の売却を進める流れは以下の通りです。
まずは、相続人間で遺産の分割を協議して決めます。
次に土地の相続を登記します。
最後に売却で得た収益を現金化して相続人間で分割すれば完了です。
注意するステップは、2つあります。
まず、1つ目は、相続人全員で売却に合意する遺産分割協議です。
2つ目は、土地の所有権を相続人に受け渡す相続登記です。
これら2つの手続きをする際は、注意を払って確実に済ませましょう。
また、古家付きの土地を売却する際も注意が必要です。
古家とは、法廷耐用年数を超えるような、住宅としての価値をほとんど持たない住宅のことです。
古家がついたままで土地を販売すると、解体費用は削減できますが買い手はつきにくくなります。
売却金額も安くなる傾向があります。
解体費用を削減することと、買い手のつきやすさ、売却価格を上げることのどちらを優先するかによって売却方法を決めましょう。
□土地を高くためのコツについてご紹介します!
土地を少しでも高く売りたいですよね。
そのコツとしてはまず、土地の相場を知ることから始めます。
所有している土地に周辺地域の土地相場がいくらなのかチェックしておきましょう。
相場を調べる際は、付近地域の相場をチェックするほかにも見るべきポイントはあります。
同じ最寄駅から同じ距離の徒歩圏内にある土地の相場や、古家がついた際の土地相場についても留意しましょう。
そうすることで、売却査定額が妥当なのか把握できます。
土地相場は、国土交通省の土地総合情報システムや一般社団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップなどで検索できます。
土地の見栄えを良くすることも大変重要なポイントです。
土地が雑草だらけの更地であった場合、買手は見つかりにくくなります。
また、放置する期間が長いと、粗大ごみを不法投棄される恐れもあります。
定期的に土地に足を運んで、維持管理を怠らないようにして下さいね。
土地を少しでも高く売るためには、
□まとめ
以上、所有の土地状態を確認する方法、要注意の土地パターン、土地を高く売却するためのコツについて紹介しました。
今回ご紹介しました点に注意していただければ、土地の価値を引き出すことができるでしょう。
熊本市周辺にお住まいの方で、より詳しく売却について知りたい方は、お気軽にご相談ください。