実家を売却したいが思い出の詰まった家であるため、いつ売れば良いかわからないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実家を売却するベストなタイミングについてご紹介します。
売却に踏み切れない方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
□ベストな実家を売るタイミングについて
実家を売るおすすめのタイミングは主に2つあげられます。
まず1つ目は、物件の保有者が健在なうちに売却することです。
保有者が健全なうちに物件の今後について話し合っておくと、仮に保有者が死亡してしまった際にも慌てることなく売却を進められます。
万が一、保有者が病気や認知症で意思疎通などができなくなってしまうと、成年後見人の申し立てを行わないと物件を売却できなくなります。
保有者が健在なうちに売却することで、その売却益を病院代や生活費などに充てられるでしょう。
物件売却によってでた利益が3000万円までだった場合、「居住用財産の3000万円特別控除」という制度も利用できます。
この制度を利用するには、物件を所有者が住まなくなった日から3年目の12月31日までに売却しなければなりません。
物件保有者が健在なうちに物件を売却する場合、売却後にどこに住まいを移すかを忘れずに相談しましょう。
物件を売る最適なタイミングのもう一つは、物件を相続してから売却することです。
保有者との生前の話し合いで売却に関する同意が得られなかった場合、保有者の死後に物件を相続してから売却するという方法があります。
この場合の物件売却益は、相続税の課税対象となるので注意しましょう。
また、相続した物件を売却して収益を得た場合、「譲渡所得税」がかかってきます。
相続してから3年10ヶ月以内に売却すると、「取得費加算の特例」という制度を利用できます。
この制度を利用することによって譲渡所得税や住民税を抑えられる可能性がありますが、依然として税金が発生する場合があり、相続者が支払わないといけません。
熊本市周辺で物件の売却にお困りの方はぜひ、株式会社すがコーポレーションまでお気軽にご相談ください。
当社は数々の取引経験があり、多くの方にご満足いただける「感動査定」を行なっています。
どのようなご相談にも真摯に対応いたしますので、一度お問い合わせください。
□実家を売却する手順について
それでは具体的な売却の流れを見ていきましょう。
ます始めに、相続登記をします。
不動産の所在地を管轄する法務局に行き、手続きを行います。
手続きは自分でも行えますが、司法書士に依頼することでより簡単に作業を進められます。
次に、査定をしてもらいます。
業者によっては、不正確な高額を提示して客の気を引こうとするところもあるので注意が必要です。
おおよその査定が完了した後は、必要書類を集めます。
会社が決定した後は、実際の売値を担当者と話し合います。
その後は売却する会社と、どのような条件で売却活動をするかなどの取り決めを定める媒介契約をします。
契約後、物件は売りに出され、買手が見つかれば売買契約をします。
売買契約締結後は、代金と引き換えに物件を引き渡します。
引き渡し後は名義変更を行うために、登記手続きを行います。
物件引き渡し時には司法書士が立ち会い、必要書類がそろった上で代金決済をします。
これらの流れが全て完了すると、物件の売却が終了です。
□実家を空き家にしてはいけない理由は?
そもそもなぜ、実家を空き家にしないほうが良いのでしょうか。
それには以下の3の理由があります。
1つ目は、維持費です。
不動産を持っていると、毎月維持費がかかります。
加えて固定資産税や都市計画税など、これから増税されるかもしれないリスクがある税金を支払わなくてはなりません。
また、家は人が住まなくなると老朽化が進むため、管理費や修繕費などがかかってきます。
2つ目は、不動産の価値低下です。
誰も住まない物件を保有しておく場合は、定期的に所有者が掃除などに訪れないと劣化が進み、古びた物件というイメージがついてしまいます。
3つ目は、事件や事故の原因になりかねないことです。
空き家は泥棒や不定住居者などが入ったりする恐れが高まります。
そうなればゴミ問題などで隣人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
また、可燃物の不法投棄などにより、火事の原因にもなりかねません。
以上が、実家を空き家にしない方が良い理由についてでした。
現在、日本では空き家の増加が深刻な社会問題となっていますよね。
社会問題の解決のためにも、空き家にせず売却を検討してみてはいかがでしょうか。
□まとめ
実家を売るということは、非常に大きな決断です。
思い出深い家だからこそ、慌てずしっかりと考えたうえで売却したいですよね。
売却には多くの時間を要すので、早めの対応をとりましょう。
株式会社すがコーポレーションでは、どのようなご相談にも丁寧に対応させていたしますので、ぜひお問い合わせください。