空き家はどのように処分すれば良い?処分方法と節税について解説します!

「少しでも早く空き家を手放したいけれど、どのように処分すれば良いのだろう」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、空き家の処分方法と便利な節税方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。

空き家をすぐに処分するべき理由とは?

□空き家をすぐに処分するべき理由とは?

「空き家はそのまま放置しておいても問題ないだろう」とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、一般的に空き家はすぐに処分したほうが良いと言われています。
以下ではその理由について解説するので、ぜひ参考にしてください。

1つ目は、所有しているだけでお金がかかるからです。
持っているだけでかかるお金としては、固定資産税やメンテナンス費、光熱費などがあります。
固定資産税は最も負担が大きく、場合によっては何十万ものお金を支払わなければいけないこともあります。
さらに、「特定空き家」に指定されると、固定資産税が6倍になるケースもあるので長期間の放置は避けましょう。

2つ目は、住んでいない家は急速に傷んでしまうからです。
実際に人が住んでいる家と空き家では、劣化のスピードが大きく異なります。
特に、定期的に片付けや掃除をしていない空き家は、想像以上に劣化していきます。
劣化スピードが早いということは資産価値が下がるということなので、すぐに処分するべきだと言えます。

3つ目は、被災リスクを抱えるからです。
誰も生活していない空き家は、常に被災リスクを抱えている状態です。
特に日本は地震大国と呼ばれるほど頻繁に地震が発生するため、注意が必要です。

4つ目は、近隣の方に迷惑をかけることになるからです。
空き家を放置しておくことで、周辺住民に思わぬ迷惑をかける可能性があります。
また、最悪の場合は倒壊リスクもあり、損害賠償を支払うことになるかもしれません。

5つ目は、子世代に府の遺産を残すことになるからです。
資産価値の低い空き家を相続すると、それは負の遺産でしかありません。
空き家を売却したくても、なかなか買い手が見つからない可能性もあります。
子世代のことも考えて、早めに処分すると良いでしょう。

□空き家の処分方法をご紹介!

空き家の処分方法としては、「更地にして土地だけ売却する」と「そのまま売却する」の2つが考えられます。
以下ではそれぞれのメリットやデメリットをご紹介します。
ぜひお役立てください。

*更地にしてから売却する

この処分方法のメリットは、買い手が見つかりやすいことです。
空き家の劣化が進行している場合、家を解体して更地にした方が結果的に早く買い手が見つかるケースがあります。
その理由としては、不動産会社や個人からの需要が高く、家付きよりもニーズが高い傾向にあるからです。

一方でデメリットとしては、解体費用がかかることが挙げられます。
当然のことですが、更地にするために解体費用がかかってしまいます。
また、固定資産税が高くなるというデメリットもあります。

空き家を更地にしてから売却することが向いているケースとしては以下の場合があります。
参考にしてみてください。

・空き家の劣化がひどい
・立地条件が良く、1年以内に売れる見込みがある
・駐車場経営などの有効活用が想定できる

*家を残したまま売却する

この処分方法のメリットは、解体費用がかからないことです。
築年数が浅く耐震性能を満たしていれば、家を残したまま売却することも可能です。
更地にする場合は解体費用がかかりますが、この場合は一切かかりません。
費用を抑えて売りたいという方にはぴったりですね。

一方でデメリットは、契約不適合責任を問われる可能性があることです。
これは物件に見えない欠陥が見つかった時に、その欠陥に対しての補修費用を支払う責任です。
場合によっては解約や損害賠償請求をされることがあるので注意しましょう。

家を残したままの売却が向いているケースは以下のとおりです。
ぜひ参考にしてください。
・立地条件が良い
・建物が魅力的である

□便利な節税方法をご紹介!

最後に、空き家を売却する際に活用できる節税方法をご紹介します。
ぜひお役立てください。

1つ目は、空き家の特例です。
この特例は、住んでいた人が亡くなったことで空き家になってしまう住宅を売る際、その売却益が3,000万円以内であれば非課税になるというものです。
ただし、いくつかの適用条件があるのでチェックしておきましょう。

2つ目は、取得費加算の特例です。
この特例は、相続した不動産を3年10ヶ月以内に売却すれば、相続時に支払った相続税額の一定額を譲渡資産の取得費に加算できるというものです。
ただし、相続したこと、相続税が発生したことが前提となります。

便利な節税方法をご紹介!

□まとめ

この記事では、空き家の処分方法と便利な節税方法について解説しました。
また、なぜ空き家をすぐに処分するべきなのかについても解説しました。
この記事を参考にして、お客さまに合った処分方法を検討してみましょう。
熊本市周辺で空き家を処分したい方は、ぜひ当社までご連絡ください。

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