不動産売却の仕訳はどうなる?費用や税金について解説します!

「不動産を売却すると翌月の税金が高くなるのかな」
「仕訳って聞いたことあるけど全然わからない」
不動産の売却をお考えの方はこのようなお悩みや不安をお持ちではないでしょうか。
この記事では、不動産売却の仕訳を場合別に分けて事例付きで解説しますのでぜひ参考にしてください。

個人と法人の仕訳の違いについて解説!

□個人と法人の仕訳の違いについて解説!

不動産を売却するとき、個人と法人では仕訳の仕方が違うのをご存知でしたか。
そもそも仕訳とは、取引内容の性質を表す勘定科目と金額を、貸方と借方に分けて仕訳帳に記入し整理することです。
事業を行う上では、個人、法人を問わず全ての取引を仕訳して記録する必要があります。
この項では、まず基本として、個人と法人の仕訳の違いについて解説します。

まず最初に個人の場合の仕訳から解説します。
個人の場合、得た収入を10の項目の所得として分類し、その種類ごとにそれぞれ別の計算方法で金額や税金を計算します。
例えば、事業で得た収入は事業所得、自己資産を売って得た収入は譲渡所得として分類します。

次に、法人の場合の仕訳を解説します。
こちらは個人の場合と違い、全ての収入を合算したものから、全ての経費を合算したものを差し引いて利益や税金を計算します。

一般的な法人税率は、資本金が1億円以下で課税所得が年800万以下の場合、15パーセントです。
また、同じく資本金が1億円以下で課税所得が800万を超えると約23パーセントです。
そもそも資本金が1億円を超える場合は課税所得の金額にかかわらず、約23パーセントです。

ちなみに、法人が不動産を売却した日は原則として不動産を引き渡した日です。
ただし、特例として不動産の売却の契約を締結した日となることもあります。
不動産を売却するには、まず契約書を作成し、次に頭金や中間金が支払われ、最後に最終金が支払われると不動産の引き渡しが完了されます。
契約書を作成するのと不動産の引き渡しの年度がズレると、どちらで売却の処理をするかでその年の利益や税金が変わるので注意が必要です。

□不動産売却時の仕訳について例を挙げて解説!

この項では、実際の事例を用いながら不動産を売却した際の仕訳を解説します。
個人と法人の2つの場合に分けて、例を挙げながら不動産売却時の仕訳の方法を解説しますのでぜひ参考にしてください。

まず個人が土地を売却した場合の仕訳例をご紹介します。
土地売却時の簿価を貸方に、受け取った代金の額を借方に計上します。
また、土地の場合は、減価償却はありません。
売却益や売却損がある場合は、事業主借か事業主貸の勘定科目で計上します。

例えば、個人事業主が簿価10,000千円の土地を12,000千円で売却したケースについて考えてみましょう。
このときの仕訳は、普通預金の12,000を借方に、土地の10,000と事業主借の2,000を貸方に書きます。

次に、法人が土地を売却した場合の仕訳例をご紹介します。
法人の場合は、売買代金と簿価の間に差がある場合、固定資産売却益か固定資産売却損を計上します。
例えば、法人が簿価10,000千円の土地を8,000千円で売却し、契約時に手付金として800千円受け取り、仲介手数料は240千円であったケースについて考えてみましょう。
この時の仕訳は、普通預金の6,960、前受金の800、支払手数料の240、固定資産売却損の2,000を借方に、土地の10,000を貸方に計上します。

また、手付金は土地の引き渡し前に受け取った額なので、前受金として計上します。
支払手数料については、上記の仕訳でも良いですし、貸方に普通預金の減少を計上しても良いです。

□不動産売却の仕訳が難しい場合は専門家に任せることもおすすめ!

前項までで、不動産売却の仕訳についてなんとなくイメージは掴めたでしょうか。
今までに説明した通り、不動産の売却は個人であるか法人であるかによって勘定科目が異なります。
それに加え、所得が事業所得になる場合もありますし、譲渡所得になる場合もあります。
また、確定申告の際にも分離課税か総合課税かによって、他の所得と損益通算できるかどうかが決まります。

このような理由から不動産売却の仕訳を難しいと思う方も多いでしょう。
また、不動産の売却は額が大きいことが多いので、仕訳によってその後の税金の支払いを大きく左右します。
そのため、少しでも不安がある際は専門家に依頼することをおすすめします。
不動産の売却を行なった不動産会社でも相談可能なので、売却先を検討する際も信頼できる会社を選ぶようにしてくださいね。

当社は、熊本市を中心としたエリアの売買物件を専門とする不動産会社です。
笑顔で元気なスタッフが親身になってご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。

不動産売却の仕訳が難しい場合は専門家に任せることもおすすめ!

□まとめ

今回は不動産売却の仕訳はどうなるのか、費用や税金について詳しく解説しました。
不動産売却では大きなお金が動くことが多いですし、仕訳が複雑になる場合もあります。
熊本市周辺で不動産売却をお考えの方は、1人で悩まずにぜひお気軽に当社にご相談ください。
元気なスタッフが笑顔でお待ちしております。

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